私の経験で恐縮です。
親が私の気持ちよりも
世間体を気にした時
私の心は深く傷つきました。
世間体とは何なのでしょうか?
そこに実体はあるのでしょうか?
世間体とは、
家族の心を傷つけてまで
守らなければならないのでしょうか?
誰も答えを教えてくれません。
傷ついた心にあふれてくる疑問には
いつも答えがありません。
今なら、
「親も大変だったんだな」
と思えるのですが、
当時中学生だった私は
とても未熟で
「親は私よりも世間体の方が大事なんだ」
「私は親から愛されていない」
という結論をだしてしまいました。
傷ついた幼い心で
出した結論は、
愛を失い、孤独に追いやります。
そして、心の傷は
益々深くなります。
親に対して心を閉ざし
親が何か言葉をかけるたびに、
睨みつけるようになってしまいました。
そんな時、誰かに気持ちを打ち明けて
「そうじゃないよ、きみは愛されているよ」
そう言葉をかけてくれる人がいれば、
あんなにも親を恨むこともなかったのかな?
そう思います。
家族以外の誰か優しい人
私の気持ちを分かってくれる人
心はそんな人を求めていたような気がします。
大人になってみると
自分だけが
不幸な境遇にいたわけではないことに
気付くことができます。
でもそれには、
色々な人と触れ合う必要があるのです。
ひきこもってしまうと
人と触れ合うチャンスも
失われてしまいます。
だから「訪問」です。
ピア(対等者)の立場で傾聴することで
そこには、深い共感が生まれます。
その共感が心の傷を
癒していきます。
訪問相談事業さくらんぼ会
埼玉県北本市を中心に活動している 「訪問相談事業さくらんぼ会」です。ピアサポートアウトリーチの活動をしています。 私たちの考え方を書いています。
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