自分のせいでも親のせいでも社会のせいでもない生き方

つらいことがあると、

だれでも、犯人捜しをしたくなります。

自己責任というと、あまりに冷たく

つらい立場にいる人を

切り離してしまいます。

さらに、当事者は

自分を責めることになってしまいます。


日本には「親の顔が見たい」という言葉がありますが、

親の育て方のせいにすると、

産み育ててくれた人を恨むことになってしまいます。

さらに、つらい時一番力になってくれる人を

恨み憎むことになってしまうのです。


では、社会のせい、政治のせい、制度のせい、法律のせい、

と犯人探しをしていくとどうなるでしょう?


その心の中は、

答えの出ない堂々巡りを繰り返して、

つらい出来事の上に、

つらい心の持ち方が上塗りされて、

もう出口が見えません。


そんなとき、私たちは語りかけます。

「あなたはこれから、どんな自分になりたいですか?」

「これからどうしたいか、教えてください」


当事者さんはこう言い返したくなるかもしれません。

「そんなすぐに、これからなんて切り替わらないよ!」

そうですよね。

でも一つだけお願いがあります。

「自分を責めるのだけはやめてください」


そしてこう提案します。

「何か好きなことを見付けてみてはいかがですか?」

「好きなことだけして、楽しい気持ちで暮らしても良いのですよ」


「楽しい」「嬉しい」「幸せ」

実はすぐ近くにあるのです。

自分を責めることをやめれば、

誰かや何かのせいにする必要がなくなります。

心は自然と犯人捜しを手放します。

そこまでリカバリー(回復)するには、

当然時間がかかりますが、

その道のりを

共に歩きたいのです。

ご連絡お待ちしています。

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訪問相談事業さくらんぼ会

埼玉県北本市を中心に活動している 「訪問相談事業さくらんぼ会」です。ピアサポートアウトリーチの活動をしています。 私たちの考え方を書いています。